こんにちは、MOTHER EARTHのイベントレポート部です!
12月12日に銀座にて開催された「MOTHER EARTH FES」に参加してきましたので、イベントレポートをさせて頂きます。
イベント概要:https://motherearthfes20171212.peatix.com/
今回のイベントは、MOTHER EARTH “FES”というタイトルだけあって、MOTHER EARTHメンバーのトークセッションと生演奏LIVEが見どころ。MOTHER EARTHと環境省、そして農的暮らしの実践者でもある歌手のyaeさんが集い、日本の食と農を支えている全農が運営する銀座三越9階「みのる食堂」にて、全国の美味しい食材とドリンクとともに、”食と農と未来“を考える‥という濃厚なイベントです!
年末シーズンということもあり、忘年会のようなあたたかい空気感の中、まずは開会挨拶。環境省総合環境政策統括官であり、「つなげよう、支えよう森里川海」のプロジェクトチーム長である中井徳太郎さんに注目が集まります。
楽しみながら未来を変えていく、という「森里川海」のメッセージをそのまま形にしたのが今回のイベント。一見硬く真面目な“環境”というテーマを、身近に明るく考えていくきっかけになればという中井さんの言葉が印象的でした。
それから30分間、「全国の生産者から集めた新鮮食材をふんだんに使ったお料理を集中して食べて下さい!」ということで、早速歓談タイム。
次々にお料理をよそい、テーブルへ。
かなり盛りだくさんで、おしゃべりしたい気持ちと食べたい気持ちであっという間に30分が経過!
そして次のプログラムは、トークセッション。
写真左から、「みのる食堂」のプロデュースを手がける、みのりみのるプロジェクトリーダーの小里司さん、東京都八王子市立弐分方小学校校長の清水弘美さん、そしてMOTHER EARTHメンバーの岸紅子さん、鎌田安里紗さん、大葉ナナコさん、そして司会の小原壮太郎さんの6名で食と農と未来についてディスカッション。
(この日は偶然にも、みなさんの衣装に統一感が‥!)
食、農業、教育、美容、健康、ファッション、妊娠・出産・育児などそれぞれの分野で精力的に活動なさっているみなさん。それぞれの視点における「食と農」をテーマに”新しいライフスタイル”についてトークが進んでいく中で、切り口は違っていても、“これからの時代いかに自然環境と共生して暮らしていくか?”という共通軸をもって活動していることが分かってきました。登壇しているメンバーの中でもお互いの活動について刺激を受けた、という声も。
「環境保全のイメージが強い環境省ですが、実際に現在動いているプロジェクトは、“人つなぎ”をしているような感覚。つくる側や消費する側、都市生活者と自然の守り人、それぞれがお互いのことを知っていくことが大切。」と締めくくられたトークセッション後、参加者のみなさんの間でのディスカッションも大いに盛り上がり、多くの新しい“縁”が生まれる場となりました。
そしてトリはyaeさんの生演奏LIVE。旦那さんのギター演奏とともに、美しい歌声を披露。
実はyaeさん、千葉県鴨川市の鴨川自然王国にて、持続可能な農的暮らしを実践中。丁寧に日々を営んでいるバックボーンからか、のびのびと歌っている姿の背後には自然風景が想像出来てしまうほど。うるっときてしまいます。
会場にも笑顔が溢れます。中には、yaeさんの稲作プロジェクトに参加したことを通じてイベントに参加したという方もいらっしゃいました。
そして、yaeさんのお誕生日が近いということで、バースデーケーキのサプライズも。
お誕生日、おめでとうございます!
ラストは、会場全体でMINMIさんが作詞・作曲を手掛けた「MOTHER EARTH 〜森里川海のうた〜」を大合唱。優しいメロデイーと歌詞が響き渡ります。
自然環境というと、どうしても自分ひとりでは何も変わらないと思ってしまい、行動に移すことも難しいと思いがちです。ですが、実際に行動をしようと思い立った人が集まったこのイベントを通して、毎日の「選ぶ」行為の中で少しずつ身の回りに思いを巡らせていくことが重要だと気付かされました。生活者としての“賢い選択”=“COOL CHOICE”も、身をもって意識する機会になったと思います。
“なんでそれを選ぶのか?”そのクエスチョンが頭をかすめるタイミングが、この世界に少しずつでも増えていったらいいなと、会場を笑顔で後にしていくみなさんを見てこっそり祈っていました。
執筆:山川みずき