グリーンチャレンジデーとは、生物多様性を意識するためのさまざまなチャレンジを応援する日です。
今年のテーマは、「つなげよう、支えよう 森里川海」
環境も地域も自分も元気になれる、そんな未来を考えるイベントが、2日間にわたって開催されました。
日程:2017年9月30日(土)、10月1日(日)
場所:新宿御苑 イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園
主催:GTFグレーター トウキョウ フェスティバル実行委員会
共催:環境省、国連生物多様性の10年日本委員会、新宿区、TOKYO FM、TBSテレビ
30日のステージイベントでは、
MOTHER EARTH事務局長の小原壮太郎さん、メンバーである鎌田安里紗さん、佐々木依里さんと、
「環境省つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」の中井徳太郎チーム長の4名でトークセッションを行いました。
それぞれのご自身の自己紹介と、当日のスタンプラリーでもあったマイ行動宣言、に紐付いたトークを展開しました。
最初にお話されたのは佐々木依里さん。
佐々木さんは当日レモネードの販売をされていましたが、絞ったレモンの皮をゴミにするのではなく食べるというちょっとしたアイデアや、利益も出す必要があるなかそれでもーガニックのものを使うといったアプローチを通して、CO2 やゴミの削減に取り組んでいるとのことでした。
また、佐々木さんは最近古民家に引っ越しされたそうです。そのきっかけは、自分の生活を小さくまとめたいという気持ちがあったから。料理の際に出たゴミを庭で堆肥にするといった、小さな循環のなかで生活をするのが、エコでありサステナブルなのではないかと話されていました。
次にお話しされたは鎌田安里紗さん。鎌田さんは、モデルと並行してエシカルファッションプランナーとしても活躍されています。
エシカルファッションとは、オーガニックな原料から作られた洋服のことです。洋服は、食べ物に比べると原材料や生産のプロセスが意識されることはあまりありません。鎌田さんは、講演やイベント、工場や生産地への訪問を通して、そのような見えにくくなっている部分を伝え、エシカルファッションの啓発に努めているそうです。最初から100%ではなく、日々の生活の中で少しずつ自分が納得できるものを購入することが、環境によいだけではく、自分自身の幸福度にもつながると話されていました。
その次には小原壮太郎さんが、ご自身がオーガニックに目覚めた体験と、現在の活動についてお話されました。
小原さんにとってのきっかけは10年ほど前に訪れた千葉県の農園。うつ病やアトピーを抱えた人がその農園で採れた野菜を食べて、症状を改善させたという話を聞いたのが、農園を訪れたきっかけでした。小原さん自身、その農園で野菜を食べてデトックスを経験。オーガニックが広まることの必要性を感じたとのことです。小原さんがそうであったように、五感を通した価値観やライフスタイルのシフトを広めていきたいと話されていました。
続いて中井徳太郎さん。中井さんは、草の根的な目線で、日々の生活の選択から少しずつ活動が普及していくことの必要性を話されていました。
また、小川町オーガニックフェスを例にあげて、オーガニックに対する社会の関心が高まっていると話されていました。
最後に小原さんがマザーアースや都会の農園の活動を説明され、トークイベントは締めくくられました。